「年賀状」

新入生全員に年賀状を出した。

住所録が今年度は各家庭に公開の確認が取れなかったようで今年は配布されなかったのだ。
コロナで収容人数を減らすために寮から出され通学することとなった新入生が多くいる。
寮で面倒だけども深くて濃い関わりに期待した新入生とその親。
残念な思い、先の見えない学校生活に不安を感じているのではないか、と。
こんなぼくから送られても、とは思うし、また送られてきたとして、返ってくるかはわからないけれど。

帰ってきたらやはりうれしい。

年賀状の表には一言書くことを目標にした。
大変かなと思ったけれどいざ書いてみると浮かんでくるものは言葉が頭に浮かんでくる。
一年一年節目ごとにその人に想いを馳せて言葉を選ぶ。
メールやLINEとは違う「ことば」が出てくる気がした。

この記事を書いた人

幸田良佑

2003年、山梨県生まれ。2021年、自由学園男子部高等科卒業。同年、東洋大学社会学部第二部社会学科入学と同時にニュースを専門とする番組制作会社に入社するが、1ヶ月を経たずして退職。以降、児童館、放課後児童クラブ、学童保育所、大学図書館勤務を経て特定非営利活動法人TENOHASIに入職。2022年より特定非営利活動法人わかちあい練馬 事務局長・理事に就任。